今年の自然科学系ノーベル賞は、日本人2人が選ばれる快挙となった。

 生理学・医学賞を受けるのは、大阪大の坂口志文特任教授(74)。私たちの体を守る免疫の暴走を防ぐ、体内の警備員ともいわれる「制御性T細胞」を発見した。化学賞には、内部にある多数の穴で気体などを大量に吸着できる「多孔性材料」を開発し...