「わたしの広瀬町」に込めた思いを話す福留信子さん=米子市河崎、河崎支えあいセンター
「わたしの広瀬町」に込めた思いを話す福留信子さん=米子市河崎、河崎支えあいセンター

 手のひらや指で絵の具を塗り広げて描く「なで描きアーティスト」の福留信子さん(54)=鳥取県大山町高橋=の作品展が、米子市河崎の河崎支えあいセンターで開かれている。地元の風景を題材に優しい色使いで描かれた作品約30点が並び、訪れた人を楽しませている。入場無料、29日まで。

 作品展のテーマは「平和」。日常の小さな安らぎの積み重ねが世界の平和につながっていくとの思いで会場をデザインしたといい、温かみのある色彩の作品が並ぶ。

 米子市内でのライブペインティングイベントで描いた作品「シンワンメイクの海の花の火」は、水色の水彩絵の具で一面を塗り、色とりどりの風船や絵の具を垂らし、中海の湖面に映る花火を表現した。「わたしの広瀬町」は、安来市広瀬町の飯梨川河畔の風景と人々の息遣いを水彩絵の具で描いた。

 福留さんは「なで描きで表現した柔らかな質感や色使いから、頭をなでてもらったときのうれしい気持ちを思い起こしてもらいたい」と話した。

 午前10時~午後4時。問い合わせは河崎支えあいセンター、電話090(7592)5859。(中村和磨)