松江署は17日、松江市内の80代男性が検察をかたるおれおれ詐欺で、現金1240万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。
同署によると9月9日、男性の携帯電話に「+」から始まる電話番号から着信があり、検察庁の奥野を名乗る男から「大金を動かしている犯罪組織があり、捜査していたところ、あなたに犯罪の報酬が入っている疑いがある」などと言われた。
奥野から「あなたの財産が犯罪収益でないか調べるために指定された口座に送金してほしい」などと求められ、指示通り9月9日から10月7日までの間に市内の金融機関のATMから、計26回振り込んだ。
金融機関から県警に連絡があり、詐欺だと分かった。