来季の上部ツアー参戦を目指す浜崎未来選手=8月、北海道北広島市の札幌国際CC
来季の上部ツアー参戦を目指す浜崎未来選手=8月、北海道北広島市の札幌国際CC

 多くの人はマヨネーズといえばキユーピー、スイス腕時計ならばロレックスを思い浮かべるだろう。では2位はと尋ねられて、それぞれ味の素、カルティエと答えられる人の割合はぐっと低くなる。真っ先に思い浮かぶ「第一想起」のブランドは消費者心理に直結する。「2位じゃダメなんでしょうか」と言われれば、ダメなんですと言うほかない。

 一方で今、この人ほど「2位」を渇望している人はいないかもしれない。松江市出身で女子プロゴルフの浜崎未来選手(25)である。下部ツアーを主戦場とする浜崎選手にとって来季の上部ツアー参戦は目下の目標。その一つの道は下部の年間ランキング2位以内に入ることだ。既に1枠は確定し、残る1枠を浜崎選手ら4人がしのぎを削る。ランキング4位の浜崎選手が逆転するには、最終戦での優勝が条件となる。

 勝負の試合がきのう始まった。浜崎選手は19位タイとやや出遅れたが、並み居るライバルをごぼう抜きするイメージはできていると信じたい。

 ゴルフは「心が8割、技術は2割」とされる。日本アマ選手権で6度優勝しプロも憧れたという伝説のゴルファー中部(なかべ)銀次郎さんの言葉を借りれば「次善を求めて最善を尽くす」心構えが必要なのだろう。

 多少遠回りしても穏やかな気持ちで目の前の一打に集中する。腹をくくり「2位でいいじゃない」くらいの心持ちがあればおのずと道が開けてくる。(玉)