「クッキー型」と「チョコレート型」の二つのタイプがあるという。焼き上げたら形が変えられないクッキーと、熱すれば溶けて変形が可能なチョコレート。おやつ作りの話ではなく、鳥取県琴浦町で先日開かれたリサイクルを考える親子教室で教わった。テーマは「プラスチックをしろう」。100種類以上あるプラスチックのほとんどがチョコレート型だそうだ。
「ごみ」ではなく「資源」として、家庭から出るプラスチックの分別収集を始めた同町の啓発イベント。廃プラスチックを新たな製品の原料として循環させる「マテリアルリサイクル」に取り組む三井化学(東京)の担当者が先生役を務めた。
資源化のほか、植物由来の「バイオプラスチック」の代替なども「脱炭素」の取り組みとして有効だ。ただ、製造業現場ではコストの壁があり、規制の厳しい欧州に比べ、日本は大きく遅れているという。
それでも、空気中の二酸化炭素が増える仕組みの根っこが、もともと地中にある石油の大量消費であることを考えれば、その根をいかに絶つか。目指す方向はもはや定まっている。
市町村ごとに分別方法は違っても「燃やせばいい」は時代遅れ。二十数年前、最新の焼却炉でプラスチックを燃やし熱を使って発電する「サーマルリサイクル」を推進し「リサイクル日本一」と胸を張った島根県内のある自治体の首長に、今ならもっと反論できるのに。(吉)













