鳥取を地盤とする舞立昇治参院議員(比例代表特定枠)が10月、高市政権で財務副大臣に就いた。財源偏在の是正策や、財政力が弱い地方への財政支援の在り方などを聞いた。
 (聞き手は東京支社・原田准吏)

 Q・高市早苗首相が「責任ある積極財政」を掲げている。副大臣としてどういう役割を果たしていくか。

 「高市首相が所信表明演説で『責任ある積極財政』を打ち出した。戦略的に財政出動を行うことを通じて国民に景気回復の果実を実感してもらい、不安を安心や希望に変えることを目指す考えの下で、首相や片山さつき財務相を全力で支える」

 Q・財政力の弱い島根、鳥取両県を含む地方をいかに支援していくのか。

 「首相は歴代内閣と同様に、地方の活力は日本の活力であり、地方が持つ伸び代を最大限生かし、住民の暮らしと安全を守っていくと表明している。地域を越えたビジネス展開を図る中堅企業を支援し、大胆な投資促進策とインフラ整備を一体的に講じることで、半導体大手のTSMC(台湾積体電路製造)が熊本県へ進出したように、...