新型コロナウイルスワクチンの個別接種で米子市は6日、医療機関約110カ所の1回目接種を10月13日以降停止すると発表した。使用する米ファイザー製の11月以降の安定供給が見通せないため、博愛病院(米子市両三柳)に集約して続ける。

 予約済みの市民の2回目分を確保するとともに、会場を絞り、希望者の減少によって余るワクチンの廃棄を防ぐ。

 博愛病院は11月4日以降の予約枠を、9月7日午前9時から随時開放する。

 集団接種については9月15日に新規予約受け付けを再開し、2200人分を電話とインターネットで募る。

 また、米子商工会議所など市内4カ所で米モデルナ製を使う職場接種が進み、予約枠に空きがあるため、市は利用を呼び掛ける。

 市の接種率は5日現在で1回目は57・0%、2回目が43・5%。

 (田淵浩平)