サンバの演奏に合わせて踊る幼稚園児=益田市有明町、島根県芸術文化センター・グラントワ
サンバの演奏に合わせて踊る幼稚園児=益田市有明町、島根県芸術文化センター・グラントワ

 【益田】益田市民余芸大会(益田市、市社会福祉協議会、山陰中央新報社主催)が7日、同市有明町の島根県芸術文化センター・グラントワであり、800人がフラダンスや歌など多彩なステージを楽しんだ。

 市内22団体が出演。トナカイやサンタクロースの格好をした楽団のにぎやかな演奏で幕開けし、サンバのリズムに合わせて幼稚園児が軽快に踊った。

 曲の合間に情感豊かなせりふも交えた歌や、優雅なフラダンスのステージに続き、子どもたちがバレエや空手演武、跳び箱などで練習の成果を発揮。観客席は歓声に沸いた。締めくくりは益田市の盆踊りで、客席に降りたパレード隊が太鼓演奏とともに「益田音頭」に合わせて練り歩いた。

 抽選会で宿泊付きの萩・石見-羽田間往復航空券が当たった、益田市あけぼの東町の若狭松代さん(88)は「歌や踊りを楽しめた。航空券で東京の姉に会いに行きたい」と話した。

 大会の収益金は市と市社協に寄託され、福祉・教育活動に役立てる。(堀尾珠里花)