新型コロナウイルスの収束後を見据え、地域おこし会社「玉造温泉まちデコ」(松江市玉湯町玉造)が10月から、インターネットを活用した観光宣伝を展開する。動画投稿サイトで県東部の観光素材を紹介する自社制作動画を配信するほか、温泉の入浴方法などを伝える生中継を予定。地元への関心を高めてもらう。
まちデコが運営する化粧品販売店「姫ラボ」の会員約6万人を対象に、動画投稿サイト・ユーチューブで実施。
10月12~16日の関西地方を手始めに来年4月中旬まで、関東、中国、北海道・東北・北陸、東海・四国・九州と、全国を5地域に分け、いずれも5日間配信する。
初日と最終日は、美肌に効果的な玉造温泉の入り方講座、抽選会などの生配信企画を予定。2~4日目はスタッフが厳選、取材した名所から穴場までの観光地、土産品、特産品など、出雲、松江市中心部、玉造温泉のエリアごとにまとめた動画を時間指定で流す。
24日は松江市中心部エリアの動画制作に向け、社員が松江城周辺を巡る堀川遊覧船などで撮影。広報担当の倉吉夏美さん(25)は「コロナの感染状況が落ち着き、観光需要が戻った時に旅先として選んでもらいたい」と話した。 (片山大輔)