防波壁の前で中国電力幹部から説明を受ける(左から)飯塚俊之市長、田中武夫市長、石飛厚志市長=松江市鹿島町片句、島根原発
防波壁の前で中国電力幹部から説明を受ける(左から)飯塚俊之市長、田中武夫市長、石飛厚志市長=松江市鹿島町片句、島根原発

 中国電力島根原発(松江市鹿島町片句)から30キロ圏内にある出雲、安来、雲南3市の市長が19日、原子力規制委員会の審査に合格した2号機を視察した。いずれも市長就任後、初めてで、新規制基準に基づく安全対策の状況を確認した。
 出雲市の飯塚俊之市長、安来市の田中武夫市長、雲南市の石飛厚志市長の3人は、原子炉建物内で外部からの浸水を防ぐ水密扉などを見て回ったほか、事故が起きた際に指揮所となる緊急時対策所に入って説明を受けた。
 海抜15メートルの防波壁も見学し、市議時代に構内を訪れたことがある田中市長と飯塚市長は、従前に比べて安全対策が進んでいると評価。田中市長は「なぜ対策が必要なのか、市民に分かるように丁寧に説明してほしい」と求め、飯塚市長は「安全対策を運用する訓練を積み重ねてほしい」と注文した。
 石飛市長は「多くの職員、作業員が従事している。安全文化をどう確立しようとしているのか説明し、市民が議論する環境を整えてほしい」と話した。
 (古瀬弘治)