島根、広島両県境の江の川に架かる第3江川橋梁を渡るトロッコ=広島県三次市
島根、広島両県境の江の川に架かる第3江川橋梁を渡るトロッコ=広島県三次市

 旧JR三江線の宇都井駅(島根県邑南町宇都井)から島根、広島両県境の江の川に架かる鉄橋をトロッコ列車で渡るイベントが23日、始まった。乗客は高さ30メートルから見える川面や山並みを楽しんだ。

 地上20メートルにホームがあり「天空の駅」と呼ばれた旧宇都井駅を出発した乗客は下郷トンネルを抜け、県境をまたぐ第3江川橋梁(きょうりょう)を渡った。橋を渡り終え、折り返し点に到着すると、降りて橋をバックに撮影。帰りのトンネル内では、動物などを描いた影絵を眺めながら約40分の旅を終えた。

 家族で訪れた浜田市内村町、会社員田畑真一さん(46)は「高いところから自然豊かな景色を見られて、貴重な体験ができた」と話した。

 イベントは鉄道資産を生かした観光の可能性を検証しようとNPO法人江の川鉄道が企画。今後は24日と11月6、7、20、21、22日に実施する。定員6人で1日6、7便運行。料金は中学生以上1500円、小学生800円、未就学児無料。

 宿泊をセットにしたプランもある。問い合わせは江の川鉄道、電話090(3221)5040。 (糸賀淳也)

▼2月に催されたトロッコ列車試乗会の様子