米動画配信大手ネットフリックスの韓国ドラマ「イカゲーム」が世界を席巻している。9月中旬から1カ月で全世界の1億4200万世帯が視聴したという。日本でも人気が高い▼失業、事業の失敗などで負債を抱えた456人が優勝賞金456億ウォン(約44億円)獲得を目指し、「だるまさんが転んだ」などの昔遊びに挑戦する物語。失敗すればその場で殺される残酷なルールだ。登場人物の人間味あふれる個性や意外な展開にのめり込む▼今年の新語・流行語大賞の候補ながら、周囲で感想を聞くと「イカゲームとは何ぞや?」という状態。特にテレビ放送に慣れた高齢世帯にはなじみが薄いようだ▼動画配信のドラマは好きな時間に好きなだけ見られる利点があるものの、どこまで見たかは人それぞれ。まだ見ぬストーリーをばらすのは相手への失礼になる。加入していない人を前に熱く語ってみてもシラけるのみ。昔の「おしん」や「月9」のような、大勢で共有できるドラマは少なくなった気がする▼そんな中、TSKさんいん中央テレビで水曜夜に放送中のミニドラマ「しまねがドラマになるなんて!」にハマっている。いわゆる「島根あるある」の出来事がふんだんに盛り込まれた青春群像は、お茶の間を笑顔にしている。見逃してもユーチューブで見ることができる。何より毎回5分で完結するのがいい。韓流ドラマは面白いけど、長すぎる。(釜)