中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町片句)が原子力規制委員会の審査に合格して2カ月余りが経過した11月26日。松江市の市民団体が再稼働の是非を問う住民投票の実現を目指し、署名集めを始めた。地域の将来に関わる判断を「自治体任せ」にせず、民意を確かめようという動きだ。

 同様の活動は米子、境港両市でも始まった。米子市内の市民団体の共同代表を務める鳥取大名誉教授の河合康明(68)は「原発は子や孫の代まで影響する重大な問題だ」と訴...