欧州最果ての小国フィンランドにキリスト教が到達し、教会の建造が進められたのは12世紀以降のことだ。それ以前は素朴な自然信仰に心身を委ねていた森と湖の国の民。キリストの強大な力と教えを受容してゆく過程で、未知なる観念への戸惑いや独自の解釈が見え隠れするユニーク...