オープンを迎えた道の駅ごいせ仁摩=大田市仁摩町大国
オープンを迎えた道の駅ごいせ仁摩=大田市仁摩町大国

 山陰道仁摩・温泉津道路の仁摩・石見銀山インターチェンジ(IC、大田市仁摩町大国)出入り口付近に29日、「道の駅ごいせ仁摩」がオープンした。世界遺産・石見銀山遺跡の中心部まで車で約7分という好立地で、地元は新たな観光・地域振興の拠点として発展に期待を寄せる。新型コロナウイルス禍のため入場制限こそ敷かれたが、早速多くの人が地元産の農産物や特産品を買い求めた。

 【写真で見るオープンした「道の駅ごいせ仁摩」の様子

 大田市が、島根県との共同で総事業費16億6千万円を投じて整備。ごいせは仁摩地域の方言で「いらっしゃいませ」を意味する。仁摩サンドミュージアム(大田市仁摩町天河内)までも徒歩10分の距離にある。
 約2万4700平方メートルの敷地に木造一部鉄筋コンクリートの平屋の駅舎(811平方メートル)を建設。鮮魚、野菜、果実に加え市内の企業と高校が共同開発した菓子、地元の窯元が手掛けた焼き物や石見神楽の面といった地域色豊かな商品が並ぶ。市観光協会の事務所も入り、情報発信を担う。
 隣にはアナゴ天丼、三瓶そばなどを提供する飲食棟(282平方メートル)や昨年の三瓶山北の原での全国植樹祭で天皇皇后両陛下が臨席されるはずだった「お野立所(のだてしょ)」を移設したステージ(435平方メートル)もある。
 市によると、年間レジ通過者数は30万~36万人程度を想定。規模を縮小した記念式典では関係者がテープカットをして祝い、楫野弘和市長は「駅を大田市の玄関口として位置付け、常に新鮮で魅力ある運営を目指していきたい」と述べた。
 指定管理者を務めるサクセス山陰(大田市仁摩町大国)の富岡芳政駅長は「地域の方とも協力してより商品を充実させていきたい」と意気込んだ。県内での道の駅の開業は29カ所目。
 (錦織拓郎)