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 8年前にあった冬季パラリンピックの閉会式では、あっと驚く演出が注目を集めた。

 冒頭に登場したのは「不可能」を意味する「IMPOSSIBLE(インポッシブル)」の巨大な文字。すると、車いすのアスリートがロープを15㍍ほどよじ登り、その文字に到達。「I」と「M」の間に入って、自らアポストロフィー「’」を形作った。

 浮かび上がったのは「I’M POSSIBLE(アイム・ポッシブル)」の文字。POSSIBLEは「可能」の意味で、たとえどんな障害を持っていても、努力次第で「不可能」を「可能」にできることを世界にアピールした。

 開催地は黒海の北東部に位置するロシア随一の保養地ソチだった。

 当時もロシア大統領だったプーチン氏は、...