初夏を彩るバラまつりが14日、鳥取県南部町鶴田の花のテーマパーク・とっとり花回廊で始まった。190品種900株が華やかな花を咲かせ、来園者を魅了している。31日まで。
色とりどりの園芸種が開花時期を迎えた園内のヨーロピアンガーデンは、芳醇(ほうじゅん)な香りに包まれている。オレンジやピンク、黄色が混ざったシカゴピースは大輪の花が豪華そのもの。東日本大震災の復興支援で命名されたレスポワール(希望)は半八重咲きの花姿で目を奪う。
つるバラの家や皇室・王室ゆかりの品種コーナーも人気で、毎年訪れるという鳥取県大山町の主婦、角明美さんは「花姿と香りに心が和む。園芸の参考になる」と話した。
見ごろは21日前後。期間中の土日曜日は日没から午後9時までライトアップされ、幻想的なバラ園を演出する。
(山根行雄)