任期満了に伴う江津市長選と市議選(定数16)が29日、投開票される。市長選は届け出順にいずれも無所属新人で、元国会議員秘書の中村中氏(43)=自民、公明推薦=と、元島根県議の山本誉氏(64)が立候補。江の川治水対策や人口減少対策など課題が山積する中で、舌戦を展開している。

 中村氏は、市建設業協会など14団体の推薦を得た。引退する山下修市長の政策継承を掲げ、秘書時代に培った人脈を生かしながら企業誘致や財政安定化などを進めると主張。28日は地元選出国会議員や山下市長らと市内全域を回り、午後7時50分に嘉久志町の選挙事務所前で最終演説をする。

 山本氏は、政党支援を求めず、連合島根の推薦を受けた。傘下の労働組合などから協力を受ける。図書館の早期整備、有機農業の推進によるオーガニックタウン構想などを主張し、市政の変革を訴える。28日は市内全域を巡り、午後7時半に嘉久志町の選挙事務所前で最後の演説を行う。

 投票は、市議選と合わせ、市内28カ所で29日午前7時から午後6時まで行う。午後7時50分から嘉久志町の市地場産業振興センターで開票する。21日現在の選挙人名簿登録者数は1万9162人(男8933人、女1万229人)。

 (村上栄太郎、宮廻裕樹)

 

江津市長選立候補者(届け出順)

■中村中 43歳、無新

 高齢者福祉施設勤務を経て、2003年から21年9月まで、県西部を拠点に故竹下亘衆院議員の秘書を18年間務めた。22年2月まで高見康裕衆院議員秘書。嘉久志町。東北福祉大卒。

 

■山本誉 64歳、無新

 旧国鉄(現JR)勤務を経て、1998年の江津市議選で初当選。5期途中まで務め、2015年の県議選江津選挙区で初当選し、1期務めた。元立憲民主党県第2区総支部代表。和木町。江津高卒。