新型コロナウイルス禍で増えた自宅で過ごす時間を使い、1年がかりで完成させた80分の1サイズの帆船模型を、江津市後地町の新聞配達員佐々木浩さん(48)が勤務先の山陰中央新報江津東販売所(江津市浅利町、平田敏則所長)で展示している。希望者は観賞でき、「見て楽しい気分になってもらえればうれしい」と呼びかけている。
模型は長さ約1メートル、幅約0・5メートル、重さ約2キロ。佐々木さんはもともとプラモデル作りが趣味で、コロナ禍で仕事以外の外出が減ったのを機にネット通販で高速運搬船クリッパー船をモデルにした製作キットを購入した。
夜間から早朝にかけての仕事の傍ら、より実物に近づけるよう帆船の資料を調べ、帆を張るロープ用の糸は細いものに代え、脱出用のボートや木だるなどを自作。帆は茶色や灰色で着色した上で膨らませ、洋上を進む船を演出した。
観賞無料(事前連絡が必要)。問い合わせは同販売所、電話0855(55)1300。
(村上栄太郎)