島根県と鳥取県が17日、52人、27人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。島根県内の感染者のうち31人を松江市内の高齢者福祉施設のクラスター(感染者集団)が占めた。両県とも16日確認分。
島根県内の居住地別の内訳は、松江市45人、浜田市4人、出雲市2人、安来市1人。
新たなクラスターとなった松江市内の高齢者福祉施設では、16日までに利用者と職員計31人の感染を確認。接触者が特定できており、施設名は非公表。県内でのクラスターの公表は8日以来で、累計は271件となった。
松江市立小学校1校で関係者1人が感染し、一部学級を閉鎖した。
鳥取県の保健所管内別の内訳は、鳥取市19人、米子8人、倉吉0人。
関係者の感染確認を受け、米子市の福生西小が学級閉鎖。鳥取市の湖東中、産業人材育成センター米子校、境港市の第三中は18日に学級閉鎖する。
累計感染者数は島根1万7548人、鳥取1万5775人。17日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)4・0%、鳥取(350床)6・0%。宿泊療養は島根7人、鳥取29人、自宅療養は島根183人、鳥取207人。重症者は両県ともいない。
(佐々木一全、藤井俊行)













