記念品を受け取る初便の搭乗客=出雲市斐川町沖洲、出雲空港
記念品を受け取る初便の搭乗客=出雲市斐川町沖洲、出雲空港

 日本航空(JAL)が1日、出雲ー札幌便の季節運航を始めた。31日までの月、水、金、日曜に1日1往復し、予約率は8割を超えた。出雲空港(出雲市斐川町沖洲)では関係者が初便の搭乗客に記念品を手渡して歓迎した。

 午後2時ごろに新千歳空港から到着した128人に、しまね観光大使やJALの職員ら8人が観光パンフレットやマスクケースを配った。2人の子どもを連れて4年ぶりに雲南市に帰省する北海道江別市の会社員田中みづきさん(36)は「やっと次女を親に会わせられるのでうれしい」と話した。出迎えた父の成瀬悟さん(67)は「孫と川遊びを楽しみたい」と喜んだ。

 同便は2014年から毎年、8月に1カ月限定で運航する。新型コロナウイルスの影響で20年の搭乗率は33%、21年は22%と落ち込んだが、今夏は政府による行動制限がなく1日時点の予約率が83%と、コロナ禍前の水準に回復した。今月下旬の出発便、到着便ともに席に空きがあるという。
      (平井優香)