2日目は「前半でしっかり取って、後半は耐えて」というコースセッティングだった。前半はバーディーが多く見られたが、後半は正確なショットが求められるピンポジションに選手たちは苦戦していた。

 15番(パー4)がキーホールだった。距離はあまりないが、ピンポジションは難しさがあった。傾斜が上から強く、ピンは手前め。突っ込みきれなかったら手前になり、しっかり打たなければ入らない。オーバーしようものなら3パットもありえる。単に乗せればいいというのではなく、距離を合わせ、ピンポジションを見て「ここに乗せる」というコースマネジメントが重要になる。

 首位の川崎春花選手は非常に落ち着いている。一番しっかりしたマネジメントができていた。2位タイに3人並び、優勝争いが見どころとなる。コースと真剣に向き合ってマネジメントできた人が優勝できるのではないかと思う。初日も2日目も、その日のトップは5アンダーで回った。1日でスコアが大きく変わる難しいコースで、現在1アンダーの選手にも優勝の可能性はある。ビッグスコアを出す選手が出る展開も期待したい。

 (聞き手は景山達登)