【米子】技法や会派を問わず出品できる「鳥取県西部地区アンデパンダン絵画展」が23日、米子市中町の市美術館で始まった。高校生から一般の愛好家44人が描いた油彩画や日本画、水墨画、版画など力作62点を展示している。27日まで、入場無料。
米子市の平井和光さんが出品した洋画「紅葉の木谷澤」(10号)は、鳥取県江府町御机の木谷沢渓流の風景を題材にした作品。葉の一枚一枚が黄やオレンジに色づく姿を丁寧に表現している。日本画「すずちゃん」(8号)は米子市の梅須洋子さん作で、おもちゃで遊ぶひ孫の柔らかな表情を印象的に描写している。
「アンデパンダン」はフランス語で「独立した」「束縛されない」の意味。絵画教室講師らの実行委員会(加藤哲英委員長)が毎年開き、21回目を迎えた。
実行委の牛尾稔事務局長(66)は「さまざまなジャンルの作品を見て楽しんでほしい」と話した。(柴田広大)