日中両国は29日、国交正常化50年の節目を迎えた。岸田文雄首相と習近平国家主席はメッセージを交換したが、信頼醸成へのトップ対話は行われなかった。首相には、友好を演出すれば保守層に突き上げられるとの懸念が透ける。米国と覇権を争う習氏側も愛国主義を前面に掲げ、対日関係改善の熱意を欠く...