力を合わせて縄をより合わせる児童たち=島根県飯南町花栗
力を合わせて縄をより合わせる児童たち=島根県飯南町花栗

 島根県飯南町の志々、頓原両小学校の児童が6日、町大しめなわ創作館(飯南町花栗)でしめ縄作りを体験した。地域に残る伝統文化に触れ、理解を深めた。

 3年生14人は、地域おこし協力隊の古賀崇真子(すまこ)さん(41)から、創作館では出雲大社神楽殿に納める日本最大級の大しめ縄や全国各地の神社から注文を受け、しめ縄を作っていると説明を受けた。

 子どもたちは実際にしめ縄作りを体験。「せーの」「よいしょ」と声をかけ、縄を両腕で抱えて持ち上げながら、長さ2・4メートルのしめ縄をより合わせた。完成したしめ縄は、さつき会館(同町八神)に設置される。

 志々小の海藤悠太君(9)は「体力を使った。縄を回してよるところがきつかった。手が痛くなった。作るのは大変だと思った」と話した。
      (狩野樹理)