年代や職種を超えて交流するイベント「ゆるやかにご縁を紡ぐ島根のつどい」がこのほど、松江市内であった。島根県内から10~50代の20人が参加。グループトークで新型コロナウイルス禍の生活を振り返ったり、まち歩きをしたりして触れ合いを深めた。
コロナ禍で減った交流の機会をつくろうと、公益財団法人で地域活動支援に取り組む小笠原啓太さん(39)=松江市在住=が個人で企画。県内各地から地域おこし協力隊員や学生、行政や金融業界の関係者らが集まった。
参加者は、松江市西茶町の松江ニューアーバンホテルにあるコワーキングスペースで意見交換。コロナ感染拡大以降の仕事や私生活の変化について、「他業種の人と顔を合わせることが減った」などと報告し合い、今後取り組みたいことも発表した。
まち歩きでは、西茶町の商店や書店を巡り、店主らと会話しながら地域の特色や魅力に触れた。
沖縄県出身で、新たな人脈をつくろうと参加した島根大人間科学部2年の加納正紘さん(19)は「コロナ禍のため大学内で人間関係が完結することが多い中、貴重な場だった。今回のつながりを大切にしたい」と話した。
小笠原さんは、11月にも県西部で開催を計画している。
(佐々木一全)













