浜田市を拠点にする中国サッカーリーグのベルガロッソ浜田が、来季からチーム名を「ベルガロッソいわみ」に改称する。浜田に限らず、島根県西部の企業から支援を受けていることを踏まえて決定。2030年までのJリーグ昇格を目標に掲げ、石見地域のプロスポーツチームの先駆けになれるよう機運を高める。
ユニホーム広告や選手の雇用などで協力するパートナー企業は年々増え、現在は約100社に上る。改称に伴い来季のホーム戦は、現在会場になっているサン・ビレッジ浜田(浜田市)に加え、県立サッカー場(益田市)での開催回数も増やす計画。
ベルガロッソ浜田は、前身の浜田FCコスモスだった2019年に中国リーグに加入し、4季目となる今季は過去最高の3位。沖野賢治代表理事(38)は「改称を機に、石見からプロのスポーツチームを生み出せるよう意識をさらに高めたい」と話した。
(宮廻裕樹)