桜をテーマにラッピングしたJR木次線列車のお披露目式が13日、雲南市木次町里方のJR木次駅であり、関係者ら80人が運行開始を祝った。21日までに神話、棚田、たたら製鉄がテーマの別のラッピング車両も順次走行する。
木次線利活用推進協議会(会長・石飛厚志雲南市長)が約2500万円の予算で企画した。黄色を基調として、沿線に咲く桜のピンク▽神話の舞台・斐伊川の水色▽棚田の緑色▽たたら製鉄の灰色など、沿線のイメージカラーでデザイン。側面にはキャッチコピー「次へつなごう、木次線。RAIL is BATON.(レイル イズ バトン)」などと記した。
式典で石飛市長は「沿線の住民や事業者と一体となってさまざまなキャンペーンを実施したい」とあいさつ。列車は同町新市の木次こども園の園児らに見送られながら、宍道駅に向けて走り出した。
式典前に乗車した同園の崎山紅葉ちゃん(6)は「楽しかった」と振り返り、双子の姉妹の柚葉ちゃん(6)は「すてきな列車。また乗りたい」と話した。
ラッピング列車は主に宍道-備後落合間を1日1、2往復する。
(山本泰平)