スサノオマジックのホーム戦で、選手のプレーに歓声を上げる観客たち=松江市学園南1丁目、松江市総合体育館
スサノオマジックのホーム戦で、選手のプレーに歓声を上げる観客たち=松江市学園南1丁目、松江市総合体育館

 松江市総合体育館で11、12の両日に行われた島根スサノオマジックとアルバルク東京の2連戦は、両試合とも4千人以上の観客が訪れた。特に12日はホーム戦過去最多となる4214人が来場。2026年にスタートする「新B1リーグ」参入に向け、集客のポテンシャルを感じさせる2日間となった。

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 島根のホーム会場に2試合連続で4千人以上が来場したのは初めて。島根の今季(2022年12月末時点)の平均入場者数はB1で15位の2735人だが、西地区首位とチームが好調なことに加え、対戦相手が東地区上位のアルバルク東京だったことが影響したとみられる。

 11日の試合からは、一定の条件下で大声での応援が認められたこともあり、観客たちは「GO!(ゴー)GO!(ゴー)MAGIC!(マジック)」や「ディーフェンス!」などと声を出し、選手たちを後押しした。

 12日に観戦した出雲農林高1年の立花賢太郎さん(16)は「ブースターと選手の一体感が増した」と満足した様子で、ミニバスケットボールチームのコーチを務める松江市東出雲町出雲郷の会社員、須田正志さん(45)は「こんなに(観客が)入っている会場は見たことがない」と驚いた表情を見せた。

 新B1リーグ参入のためには、原則として2季連続で平均入場者数4千人以上という基準をクリアする必要がある。運営会社のバンダイナムコ島根スサノオマジックの中村律COO(最高執行責任者)は「引き続き、ホーム戦に足を運んでいただき、チームの背中を押してほしい」と話した。

 (景山達登、小林竜大)