「立正大淞南高校を元気づけたい」との思いを胸に走る籾倉安貴さん=島根県奥出雲町(代表撮影)
「立正大淞南高校を元気づけたい」との思いを胸に走る籾倉安貴さん=島根県奥出雲町(代表撮影)

 「モミ」の登録名で奥出雲町を走った籾倉(もみくら)安貴さん(28)=大阪市鶴見区=は弟の崇人さん(25)が2011年から3年間通った立正大淞南高校(松江市大庭町)のある島根県に恩返したいという思いを胸に力走した。

 安貴さんが聖火リレーに参加したのは弟の崇人さんが通っていた同校で昨年夏、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したことが大きく影響した。「立正大淞南高校には、弟を育ててもらい感謝している。誹謗(ひぼう)中傷を受けた弟の母校を僕の走りで元気づけたかった」との思いから参加を決めた。

 走り終えて安貴さんは島根の印象について「沿道の人が縁もゆかりもない自分に声をかけてくれた。温かい土地で弟は高校時代を過ごしたんだと思う」と心を弾ませた。