内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム事業で島根県飯南町を走る自動運転車について、同町が22日、車検が切れた状態で1日運行していたと発表した。車両は町が業者から借り上げており、町が車検証の確認をしていなかったのが原因という。
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車検満了日は9日。1月20日から2月19日まで車両整備で運休しており、車検切れに気付かないまま、20日から再開し計7便(14・3キロ)走った。7便とも乗客はいなかった。
同事業は3月から町の独自事業となるため、内閣府の担当者と車両の移管手続きを実施しており、その中で車検切れが判明した。関係機関との協議などがあり、2日後の22日に雲南署に報告した。
自動運転車を所管する住民課の永井あけみ課長は「確認を徹底し再発防止に努める」と話した。当面は運転を見合わせるという。
自動運転車は、実証実験を経て、2021年10月に地域の公共交通として本格運行を開始した。
(山本泰平)












