島根、鳥取両県の選挙管理委員会が5日、両県の知事選(9日投開票)の期日前投票の中間状況をまとめた。4日現在の投票率は、島根は2019年の前回選の同時期と比べ0・58ポイント増の8・36%、鳥取は0・1ポイント増の5・65%。両県選管は制度の定着や晴天率の高さなどが投票行動につながったと分析している。

 集計したのは告示日(3月23日)翌日から投票日5日前に当たる4日までで、島根は投票者数が1568人増の4万6146人、鳥取は336人減の2万5985人。

 島根の投票率は、県内19市町村のうち、松江や浜田など14市町村で前回選同期を超えた。最高は海士町の14・78%(0・01ポイント減)。県内8市で最も高いのは江津市11・19%(2・52ポイント増)で、益田市9・62%(1・13ポイント増)、雲南市9・45%(0・33ポイント増)、松江市8・79%(0・90ポイント増)と続き、最低は安来市4・88%(1・27ポイント減)だった。

 知事選と同じ9日投開票の島根県議選の投票率は1・08ポイント増の8・14%で、投票者数は277人増の3万6764人。7選挙区9市町のうち、最高は津和野町12・38%で、江津市10・57%(2・27ポイント増)が続いた。最低は浜田市6・72%(1・57ポイント増)だった。

 (高見維吹、福間崇広)