新型コロナウイルスの影響で、出雲市の夏を彩る「出雲神話まつり」が2年連続で中止となることが決まった。主催団体は代替事業として、市民を元気づける無観客の花火を8月14日に斐伊川の河川敷で打ち上げる。
出雲神話まつりは出雲盆踊りと花火大会がメイン。主催する出雲神話まつり振興会(会長・飯塚俊之市長)は感染拡大が続く中、昨年に続いて通常開催は困難と判断した。
花火は「『がんばろう出雲』応援花火」と銘打ち、午後8時から大津神立河川敷公園で打ち上げる。詳細は検討中で、例年の約8千発より規模は縮小する。
現地に観覧スペースなどは設けず、周辺での場所取りも禁止する。感染防止のため、来場を控えるよう呼び掛け、打ち上げの様子はケーブルテレビとインターネットで生中継する。荒天の場合は15日に延期する。(松本直也)