手銭美術館で展示する「金地鶴図屏風」
手銭美術館で展示する「金地鶴図屏風」

 出雲市在住の画家・槙野良樹さん(67)と手銭美術館(出雲市大社町杵築西)で開催中の企画展「花鳥風月」(前期展)を巡る特別講座が18日午前10時半から正午まで、現地である。日本の美が凝縮された絵画や工芸の鑑賞の仕方を学ぶ。

 槙野さんは山陰中央新報文化センター出雲教室で水彩画の講師を務める。

 手銭美術館では金(きん)地(じ)鶴(つる)図(ず)屏風(びょうぶ)(狩野派)や百人一首折帖(近衛信尹)など37点を展示。花や鳥、風、月をモチーフにした名作が並び、当日は同館の学芸員が展示一つ一つを解説する。槙野さんは作品の描き方や見方を伝える。

 このほか、出雲地方の美術や伝統工芸を紹介する常設展も見学する。

 定員30人の予約制。受講料は1460円(入館料、呈茶代込み)。当日は午前10時20分までに手銭美術館に集合する。申し込みは山陰中央新報文化センター出雲教室、電話0853(23)0456。