島根県・隠岐諸島沖の排他的経済水域(EEZ)で北朝鮮籍の貨物船が沈没した事故で、第8管区海上保安本部(京都府舞鶴市)は23日、沈没現場から南へ23キロ、最大幅7キロで流出した油が点在していると明らかにした。巡視船を走行させて散らすなどの対処をしている。
貨物船「CHONG BONG(チョンボン)」(約5500トン、21人乗り組み)は22日、隠岐の島町沖北北東約50キロの海域で沈没。脱出した乗組員は北朝鮮籍のタンカーに全員救助された。燃料として、重油約40キロリットル、軽油約7キロリットルを積んでおり、油の流出が確認された。