創立100周年の記念碑を除幕する同窓会と学校関係者=鳥取県日野町根雨、日野高校
創立100周年の記念碑を除幕する同窓会と学校関係者=鳥取県日野町根雨、日野高校

 昨年に創立100周年を迎えた鳥取県立日野高校の同窓会が、日野町根雨の本校と、農業系の生徒が使う同町黒坂の黒坂施設(旧日野産業高校)に記念碑を建てた。23日に現地であった除幕式で、OBら約20人が今後の学校発展を願った。

 日野高校は、共に1920年創立の旧根雨町立根雨実科高等女学校(後に県立根雨高校)と、旧日野郡立日野農林学校(後に県立日野産業高校)が前身。生徒数は65年前後に、根雨高校800人、日野産業高校700人を数えた。

 両校の統合で2000年に誕生した日野高校を合わせた同窓生約2万2千人に募金を呼び掛け、約190万円をかけて歴史を刻んだ記念碑を作った。除幕式で内田博長同窓会長が「先達の教育への熱意に感謝したい」と話し、坪倉寿樹校長らと共に披露した。

 現在の日野高校は総合学科1学科で93人が学ぶ。式に立ち会った生徒会長の片山陽貴さん=2年=は「しっかりと学校を盛り上げたい」と話した。

 7月9日にはコロナ禍で延期となっていた記念式典がある。(藤井満弘)