ノルウェーの女性シンガー・ソングライター、シグリッドの日本デビューとなるアルバム「ハウ・トゥ・レット・ゴー」が10日に発売された。ポップセンスあふれる一枚をひっさげ、今月下旬には来日公演を予定。日本にもファンが増えそうだ。
2019年のファースト・アルバム「サッカー・パンチ」が本国で1位、英国で4位のヒットを記録した。22年のセカンド・アルバム「ハウ・トゥ・レット・ゴー」は本国1位、英国で2位になるなど、着実に人気を高めている。

現在26歳。シンガーとして、時に繊細で、時に力強い歌声に魅力がある。何より、楽曲がいい。ソングライターとしての力も相当なものだろう。2枚のアルバムには、一度聞いただけで耳に残るポップなメロディーの曲がちりばめられている。
ファースト収録の「ストレンジャーズ」や「ドント・フィール・ライク・クライング」はノリのいいダンスチューン。一方でじっくりと聞かせるバラード「ダイナマイト」もある。
1年遅れで日本盤登場となったセカンド・アルバムも前作同様に多彩で飽きさせない。英国のバンド、ブリング・ミー・ザ・ホライズンとのデュエット「バッド・ライフ」はロック色が濃く、新味がある。(洋)
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