ラメール指定管理者の第三セクター・キラキラ雲南が企画した。
教室は6月5日のクラリネットを皮切りに開講。フルート、サクソフォン、トランペット、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ、パーカッションもあり、土日曜を中心に開く。総勢13人の演奏家が指導を担当する。
企画した吉田健司館長補佐(60)は「基礎から表現方法まで専門的に学べる。習ったことが部活動につながる」と話す。
今月15日にはフルートなど4種類の教室の体験会を開いた。パーカッションでは、ティンパニ奏者の杉原響平さん(28)と、マリンバが専門で中学校でも指導に当たる日野由美さん(45)を講師に迎え、参加した中学吹奏楽部員5人が、ばちを手に、たたき方の基礎を学んだ。
参加した市立加茂中学校3年の坪倉綾吾さん(14)は「基礎の基礎を振り返ることができた。学校に帰って練習したい」と話した。
教室は1回1時間半。各教室とも6~9月の4カ月間通しての受講となり料金は9600円(施設使用料含む)。体験会は6月3日にトランペット、5日にトロンボーンなど4種類でも予定している。無料。問い合わせはラメール、電話0854(49)8500。 雲南市加茂文化ホール・ラメール(雲南市加茂町宇治)で6月、中学校吹奏楽部員向けに管楽器や打楽器の教室が始まる。少子化に伴う部員の減少につれて予算が減り、楽器別の専門家を招いた指導がままならない学校があるため。9種類の楽器別に月2回、島根県内外の演奏家が手ほどきする。人口が少ない中山間地域のハンディを埋め、子どもたちの技術向上を図る試みとして期待される。
(狩野樹理)