大手電力7社の家庭向け電気料金の値上げが曲折の末に決着した。物価高対策に躍起の岸田政権の意向に加え、電力業界に厳しい立場を取る河野太郎消費者担当相が不祥事批判を強め、上げ幅は圧縮された。それでも家計への打撃は大きく、9月使用分までとなっている政府の負担軽減策...