子育ての悩みを一緒に考える「聞かせて!あなたの子育て」。今回のテーマは「ランドセル選び」です。後悔しない選び方や失敗談、ランドセル以外の選択肢まで、たくさんのメッセージが寄せられました。紙面では紹介しきれなかった投稿を含め、コメント全文を掲載します。(内容は一部編集・要約しています)
1、第1子は黒のランドセルでしたが、第2子は色がラベンダーであれば満足という感じで、リュックサックタイプの「ラクサック」というものにしました。これと比べると、通常のランドセルはやはりごついです。

2、息子のランドセルは青もいいかなと思いましたが、本人の意向を尊重して黒にしました。娘はピンクを選びましたが、中学年から茶色や白のような落ち着いた色の方がよくなったようです。(やっこ、49歳)
3、わが子の頃は女子は赤、男子は黒のランドセルしかありませんでした。ところが孫の時代はなんとカラフルなことか! わが家の孫も、女子はショッキングピンク、男子はバイカラーを選びました。最近では女子が黒、男子が赤やピンクを選ぶこともあるとか。カラフルなランドセルを背負って通う子どもたちの笑顔、すてきですね。カラフルなランドセルが売り場にずらっと並んでいる様子は見るのも楽しいですね。
4、まずは本人の気に入った色を選ばせ、実際に背負わせてみます。肩や背中がフィットしているかをチェックし、中の仕切りなど使いやすい作りかを見て決めました。学校によってはランドセルではなく、黄色いリュックタイプの物を指定しているところもありますね。軽くて大容量。いいなぁと思いました。いずれにしても、6年間大切に使ってくれたらと思います。
5、子どもの小学校はランドセルかリュックサックか、自由でした。それぞれの意思を尊重し、長男はリュックに替えるかもしれないから、と中古を譲ってもらいましたが、結局ランドセルがいいと言い、3年生の終わりに再度、中古を譲ってもらいました。それを踏まえて長女には新品を求め、6年生まで使いました。次男にも、新品を購入しましたが3年生でリュックに替えたため、中古を新1年生に譲りました。20~25年前の当時はシンプルだったので中古が受け入れやすかったと思います。役目を終えたランドセルとリュックを処分するとき、子どもと一緒にお礼を言えたのはよかったです。(かわらなでしこ、60代)

6、息子の子どもが通う小学校はランドセルの子が大半ですが、娘の子どもが4月から通い始めた小学校は「ランドナップ」の子が大半です。準備のために訪れたスポーツ用品店で初めてランドナップを手にしましたが、その軽さと思った以上にしっかりしていることに驚きました。そして、ランドセルに比べてはるかに安価。いいですね、ランドナップ!(neko)
7、息子は全く興味がないので「まだいいかな」と思っていましたが、母にせかされ、入学の半年前に専門店に行きました。ブランドのものは機能的にお勧めしません、と言われ納得。息子はお勧めされた2点のうち、当時赤が好きだったこともあり、黒地に赤のラインが入ったものを選びました。1分もかからず終了。こだわりのある親や子どもさんは、早めに購入する方が種類も豊富でよいかと…。ちなみに小柄だったので軽いものを、と質問しましたが「重さは全部同じです」と言われました。(かりんちゃん、40代)
8、年長になる少し前、年中の冬ごろからいろいろな工房や会社のカタログを集め、情報収集を始めました。娘は初めこそ好きな色を決めて絞っていましたが、いざお店に行ってみると、カタログで決めたのとは全然違う色とデザインのものに一目ぼれ。ほかのものには目もくれませんでした。デザイン、機能性、重さなど決め手になる情報はたくさんあっても、子どもの一目ぼれに勝るものはなかったです。いっときの感情で決めてよいものか、悩みましたが本人はとっても気に入っている様子なのでまあよしとしています。

9、出雲市平田地区に住んでいたため、黄色の「ランバッグ」で6年間過ごしました。高いランドセルを買う必要もなく、6年間壊れることもなく使うことができてよかったです。
10、今は中3女子。15年前のランドセル選びでは、本人がデザインを気に入ったものがありましたが、肩の部分が硬いし、重い。毎日通えるの? 大丈夫?と確認しましたが意志は固く、気に入ったものなら頑張って通うだろう、と決めました。すると小学1年の秋頃から頭痛で休むようになり、何でだろうと不思議でしたが、どうも肩がパンパンになっていることがわかり、「ランドセルが原因だ!」と確信しました。肩ひもを緩めても効果はなく、2年生になってデパートへ行くとランドセルの在庫処分をしており、軽いものを背負わせたら「軽くてラクチンだ!」と。ぜいたくかな、と思いましたが、頭痛で休むよりはいいかなと買い替えることに。おかげで頭痛はなくなり、6年生まで使いました。お友達からはいろいろ言われたようですが、気にしないようにと気持ちをなだめて。初めに買ったランドセルは譲ることにしました。軽くて肩ひもが軟らかく、よく動くものが一番体に優しくお勧めです。(mikitree)
11、うちの子たちは男の子と女の子で、無難に紺と赤でした。体格が小さかったので重そうでした。高くて重いランドセルを買うよりも、各自が好きなものを選んだ方がいい気がします。校則も時代に合わせて変わってほしいですね。(カルダモン)
12、昨今は「ラン活」と呼ばれ、スタートする時期も年々早くなっているような気がします。わが子の頃は今ほど選択肢もなく、男児は黒、女児は赤が主流でした。唯一の選択肢は材質で、牛革製か合成皮革(クラリーノ)か、くらい。現在は色も豊富で、刺しゅうやラインストーンなどの装飾も。入学まで1年近くある間に好みが変わったりしないのかしら? 卒業するまでに気が変わらないのかしら?と思いますが、私自身いつか孫のために「ラン活」したいと思っています。(240、50代)

13、私のランドセルは、重く容量も少なく、かつ機能的ではありませんでした。近年軽くなったものの、長男には重いだろう、とはなからランドセルは選択肢にありませんでした。本人と一緒に店へ行き、合意の上でリュックを購入。教科書の角が曲がらないように、段ボールで工夫しました。次男も同様にリュックに。彼らから、苦情はありませんでした。通学のみならず、遠足の時も利用し、高学年になって劣化したので再度リュックを購入しました。先日、本人たちに本音を問うてみました。「ランドセルなんて重いし、大して物は入らないし俺はリュックでよかった」とのこと。それを聞き、親としての勝手な思いではないことをあらためて確認することができました。(67歳)
14、購入したのは7月ごろでしたが、人気なものは売り切れていました。選ぶ際は、お店で背負ってみるのがいいですよ! 教科書は本当に重いし、箸や予備のマスクなど持ち物は細かいものを含めていろいろあるし、容量が大きい、ポケットが広め、といった点もチェックするといいと思います。いろいろ背負ってみて、肩に負担がかかりにくく軽そうなものを選びました。今回は第1子ということもあり、奮発しましたが、入学して実際に使うようになると、ブランドなど関係なく、傷を気にせずに使えるものが一番いいなと思っています。入学してみると、誰もランドセルなんて気にしていないです(笑)
15、60代女性です。「ラン活」なんていつから始まったんでしょう。30代の娘や息子のころにはありませんでした。ランドセルに6万、7万も払うなんて、ブランドバッグと同じです。なぜそんなに高いものが必要か、全くわかりません。ラン活しないと売り切れるなどと言われ、焦らせますが、なぜか年中売られています。次年度になると半額か投げ売りの価格になりますが、見た目は全く変わりません。安くてもしっかり6年保証が付いています。本人や親が気にいった手頃な値段の、軽くてしっかりした、色とりどりのランドセルが一番いいと私は思っています。
16、30年前、自分の頃もランドセルは重いしダサいし…と、小学4年ぐらいからリュックに替えました。親にはランドセルで行けと言われてましたが…。わが子はどうなるかな? と思いつつ先日ランドセル売り場に行ってみました。軽さを売りにしていても背負い心地が良くなかったり、容量の多さが魅力に見えるものでもよく見るとポケットの開きが悪くて使い勝手が悪そうだったりと、実際手に取ってみないと分からないことが多いですね。使うのは本人なので本人がいいものが一番ですが、親としては機能面も気になるところです。
次回テーマ「生活リズム」
次回のテーマは「生活リズム」です。「早寝早起きが苦手」「食事の時間がバラバラ」といった困りごとがあると思います。心身の健やかな成長のために、リズムを整えたいですよね。皆さんの工夫や経験談を教えてください。匿名OKですが、できるだけペンネームと年齢(年代)を記してください。
<担当記者から>
2歳の長男は眠るのが大好き。早く寝ても、朝は布団を出たがりませんが、起床時刻の少し前から子どもの好きな音楽を流し、朝食の支度などで騒がしくしていると、機嫌良く目覚めます。わが家は現在、この作戦が効果的です。(山口春絵)
=締め切りは6月10日=
……………………………
参加はLINE窓口やメール、ファクスでお気軽に。情報部=ファクス0852(32)3520。メールkurashi@sanin-chuo.co.jpへ。LINEはこちらから。
☆取り上げてほしいテーマ、掲載してもよいお子さんの写真を募集中です。