聞かせて!あなたの子育て
聞かせて!あなたの子育て

 子育ての悩みを共有し一緒に考える「聞かせて!あなたの子育て」。今回のテーマは「父親の育休事情」です。体験談や考え方についてたくさんのメッセージが寄せられました。紙面では紹介しきれなかった投稿を掲載していますので、お楽しみください(内容は一部編集・要約しています)

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自宅で長女の沐浴をする記者

 

 、若い父親が育休を取るのは良いことだと思うけど、育休=自分の休暇と勘違いしている男性諸君も多いと聞く。会社には育休として休みを取りながら、実際は育児に参加せずに、家にいてもスマホばかり見ていたり、ゲームをしたり。出産間もない奥さまは結局、生まれたばかりの子と大きな子ども(夫)の世話までしなければならず、余計にストレスになるといいます。例えば、育休のあり方を中学校くらいから教え、男女の意見交換や体験者から話を聞くなどして、教育する必要があるのかなと思います。

絵本楽しいね!(読者提供)

 、とても素晴らしい制度です。でも会社に戻ると席がないとか、「大の男が育児!」みたいな頭の固い人がいるのも事実。2人で育てるのは当たり前のことなのに…。わが家は夫の仕事が休みもあってないようなもので、あまり頼りになりませんでした。ただ、お風呂と添い寝だけはしていたので、子どもたちはお父さんが大好きでした。運動会や発表会に来ないことの方が多かったので、かわいそうなことをしたと思います。これからのお父さんにはしっかり頑張ってほしいです。

 、約20年前、あえてスーパーマーケットで数年パート勤務し、土日や祝日は2人の小学生と1人の保育園児を夫に任せていました。洗濯物を干してから私は出勤し、朝食や昼食、おやつ、習い事の送り迎えなどは夫と子どもたちが自らせざるを得ない状況にしました。夕食は私が準備し、テレビを消して家族全員で食事を取りながら、その日の様子を聞いていました。私は平日に1人でゆっくり休んでいました。良妻賢母より、愛ある悪妻愚母の道を選びました。そのかいあって、3人の子どもは気持ち良く巣立ちました。今は夫とふたりで仲良く楽しく暮らしています。

 、父親の育休を耳にしますが、私の年代からすると、男性が育休を取って本当に協力し合えるのか疑問です。確かに育児に積極的に取り組む人もいると思います。共働きなら協力しながらと想像できるけど、現実的に育児内容を同じにはできないと思います。母親にしかできないことがあるし、育休を取る男性の姿が想像できないのは、育児分担ができなかった自分の経験からなのか、考えが古いのかわかりませんが理解に苦しみます。

絵本の読み聞かせをする男性(共同)

 、友人夫婦で夫が育休を取ったという話を聞きましたが、育休中のお互いの子育の考え方や過ごし方、時間の使い方など夫婦間で気持ちにすれ違いがあり、モヤモヤが残ったみたいです。男性の育休取得はとても良いことだとは思いますが、育休が始まる前に夫婦で育休中の育児、家事などの役割分担、日々の過ごし方などを話し合っておくと、お互いの温度差がなくなると思うのでお勧めします。せっかく育休取ったのにギスギスするのは嫌ですものね。夫婦力を合わせて楽しみながら子育てをしましょう。

 、私の職場では、男性の育休や育児時間取得者が複数います。家庭も仕事も充実させ、仕事の能率を上げています。そのような環境なので、男性が育休をとることは当たり前という感覚があります。制度の充実はもちろんですが、男性が育休を取れるように企業からの声かけや体制整備があるといいと思うし、一緒に働く同僚の父としての自覚を応援したいです。

 、夫は約1カ月、育休を取りました。里帰りが終わってからは、産後でまだ体が回復していない私に代わって、率先して家事育児をしてくれました。二人三脚で乗り切ったあの日々は、将来子どもが巣立ってもきっと思い出す大切な日々だったと感じています。

島根県が2017年にキャッチコピーを募集して制作したイクメンポスター

 、育休は取りませんでした。現在、娘は小学3年と1年。子どもが生まれてから今に至るまで、家事は分担しています。私自身買い物が好きで、夕食を何にしようか考えるのが好きになりました。絵本を読むのが楽しくて仕方なく、妻と分担してさまざまな本を読みました。家事や育児をこなすという感覚が全くなく、夜なかなか寝ない時は大変でしたが、楽しい思い出が多いです。僕の趣味が絵本の読み聞かせボランティアや親子向けコンサート、子育てイベント開催なので、一緒に出かけて楽しんでいました。育休は取ってみたいですが、そもそも育児や家事は「こなすもの」であるのか疑問です。家事も育児も生きていくために必要です。子どもって大変な存在ではなく、本来、おもしろい存在だと思います。

 、両親が遠方に住んでいることもあり、妻が初めて出産した後、育休を1カ月間取りました。今後、第2子が生まれた場合は第1子の面倒もみないといけないので、中長期の育休取得を検討しています。職場では男性の育休取得が進んでいますが、2週間~1カ月程度の取得が一般的となっています。中長期の育休取得が職場で理解が得られるか不安です。

 10、娘は4歳。出産当時、妻は専業主婦、自分は教員で、育休を取得する雰囲気ではありませんでした。時代は変わり、社会的にも娘の時より取得しやすい環境が整いつつあるように感じます。次の子どもができたら、まだ男性職員の中で誰も取得していない育休を取り、教員でも取りやすい仕組み作りをしたいと考えています。妻も働いているので、2カ月を希望しています。ちなみに今は、娘の習い事と保育園の送迎、遊び相手を担当しています。

大型商業施設に設けられたキッズスペース(共同)

 11、昨年10月に「産後パパ育休」が始まったのですね。私はこれに大賛成です! やはり、核家族であったり、里帰り出産をしたりしない場合は、夫に上の子の育児や家事を協力してもらうのは必須だと思います。親と同居の場合でも、夫の方が頼みやすい場合もあると思います。お父さんが育休をとることは、お父さんのその後の人生や仕事にきっとプラスになると思います。

 12、母親でさえ育休取得は肩身の狭い思いをするので、父親はなおさら難しいのでは? わが家は私が育休を取得し、家事と育児をこなしました。新生児の時が特に大変。夫に「仕事できていいね、何で私ばっかり」とよく言ったものです。子どもが増える分、子育てに慣れるものの、忙しさは倍増。結局私は正社員を諦めパート勤務に。それは自分の身がもたなかったから。夫はそんな私のストレスも受け止めながら、彼なりに家事、子育てをしてくれていました。あの時は大変だっただろうな、ありがとう。育休中でも社会から離れていない、キャリアアップできる安心感があると、男女とも取得しやすい雰囲気になるのでは?

 13、先日、教員をしている身内から聞きました。新しく赴任してきた若い先生が「妻をフォローするため早く帰らせてください」とあいさつしたそうです。育休事情とは違うかもしれませんが、学校の先生たちも早く帰宅する権利はあります。また、産後まもない奥さんのフォローのために退勤時間を繰り上げたいと申し出た先生、素晴らしいと思いました。島根県は教員の数が足りないと新聞でも目にしました。男性教員の育休が積極的に取られる現場になるといいですし、そういう環境づくりが大切です。子どもたちのために忙しい日々を送っておられますが、まずは家庭を大事にしてほしいと、身内の話を聞いて思いました。
 

次回テーマ「ランドセル選び」

 次回のテーマは「ランドセル選び」です。昔は黒か赤の2択でしたが、現在は色とりどり。こだわりの素材や、軽さを売りにしたもの、おしゃれな刺しゅうが施されたものなど、種類も豊富で迷います。6年間飽きずに使えるかも悩みどころ。皆さんの経験談が聞きたいです! 匿名OK。
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ランドセルってそもそも必要? 「ラン活」過熱 出雲には使わぬ地域
入学まであと1年、早くも「ラン活」スタート オンラインセミナーやアプリも 保護者は「臨戦態勢」(Sデジオリジナル記事)
 <担当記者から>
 この春年長さんになったわが子の同級生の保護者から、ちらほら「ラン活」という言葉を聞くようになりました。入学まで1年を切ったこの時期に情報収集を始める人が多いようです。どのように決めたら、親も子も満足できるでしょうか。ランドセル以外の選択肢も知りたいです。 (増田枝里子)
 =締め切りは5月13日=
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