マイナンバーを巡るトラブルが相次ぎ、改めて日本のデジタル行政の遅れを痛感することになった。日本が、デジタル後進国である事実を実感したのは、コロナ禍の折である。流行状況を把握する際、各地の保健所ではファクスを使って関連機関に現状報告し、患者の総数を集計していた。

 これに対しデジタル化が進んだ韓国や台湾では、コロナ禍の際も対応が早かった。...