【松江】戦闘機や戦車といった模型を制作するグループ、模型の会「轍(わだち)」の作品展が14日、松江市袖師町の島根県立美術館ギャラリーで始まった。さびや傷など細部にまでこだわった作品が並び、来場者の関心を集めている。17日まで。入場無料。
同会は1995年に模型愛好家が7人で結成。現在の会員は約30人。月に1回の例会や2年に1度の作品展で交流を深め、模型作りに向き合っている。作品展は14回目で、20人が300点を出品した。
装甲戦闘車両(AFV)「4号戦車と派生車両」や一般「B5の世界」といった四つのテーマを設定。建物などと合わせ塗装した戦車のジオラマや、実物に近づけようと、傷やさびを細かく仕上げた作品などが並ぶ。プラスチック板(プラ板)を加工し一からロボットに仕上げた作品も目を引く。
坂本英治会長(65)は「作者によって個性がある。こだわりをぜひ見てほしい」と話した。
午前10時~午後6時。最終日は午後5時まで。
(古瀬弘治)