民俗学者の宮本常一が1939年に逗留(とうりゅう)し、調査をした片句の集落を訪れた。宮本は当時、片句の中心的人物だった山本恒太郎さん宅を訪ね、3~4日滞在し、朝から晩まで恒太郎さんから暮らしや年中行事についての話を聞いて、それを『出雲八束郡片句浦民俗聞書』にまとめた。一人の地元の方からこ...
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