鳥取県が1日、新型コロナウイルスの入院患者が増え、医療への負荷が懸念されるとして、県独自の「注意報」を発令した。注意報の発令はコロナの5類移行後初めて。
同日の県感染症対策センター(県版CDC)の会合で発令を決めた。
県によると、7月下旬から入院患者が急増。確保病床(109床)に対し、呼吸管理が必要な「中等症2」以上の患者の割合が7月26日に22・9%となり、注意報の発令目安の20%を超えた。医療機関で集団感染が増えていることも考慮した。
県は、手指消毒や換気の徹底をはじめ、医療機関や高齢者施設など場面に応じた感染防止対策を呼びかけている。(福間崇広)