江戸時代に幕府の天領として栄えた江津市江津町の江津本町地区で13日、地域の魅力に触れる体験イベント「江津本町ふらり」が開かれる。神楽の小道具づくりなど四つのプログラムで楽しんでもらう。

 イベントは地区の有志が2006年に始め、商家の土蔵といった歴史的建造物が残るかいわいを散策するのが人気だった。しかし昨年は新型コロナウイルス禍で中止。今年は事前予約制にして、プログラムごとの人数制限を設けることで再開する。

 プログラムは、石見神楽の舞い手の地元高校生と鬼棒や御幣といった小道具を作るコースのほか、寺で疫病払いをして老舗茶舗のお茶を楽しむ▽旧江津市庁舎のガイド付き見学▽ベトナム人の手ほどきで現地のサンドイッチ「バインミー」を調理|がある。実行委員会の東千鶴代表は「長年続けたイベントを途切らせないため、感染防止策を徹底した」と話した。問い合わせは実行委事務局、電話0855(52)7214。    (福新大雄)