会場には抹茶ロールケーキや湯葉などが並び、初日は舞妓さん(右)も訪れた=米子市角盤町1丁目、JU米子高島屋
会場には抹茶ロールケーキや湯葉などが並び、初日は舞妓さん(右)も訪れた=米子市角盤町1丁目、JU米子高島屋

 【米子】京都ゆかりの食べ物や工芸品を集めた「第4回大京都展」が6日、米子市角盤町1丁目のJU米子高島屋で始まった。老舗30社が出店し、湯葉や抹茶のロールケーキといった古都の名産品と技巧が楽しめる。12日まで。

 大京都展は京都の文化に親しんでもらおうと、食品と工芸の事業者165社でつくる京都物産出品協会、京都市などが2020年から開く。

 国産大豆で作り、とろけるような食感が特徴の「くみあげ湯葉」や、宇治抹茶の新芽と栗をふんだんに使った「宇治抹茶モンブランロールケーキ」が目を引き、飲食できるスペースもある。根付け、手彫りはんこといった工芸品も並ぶ。この日は祇園東の舞妓(まいこ)・満彩尚(まさなお)さんによる舞の披露もあった。

 米子市永江の会社員古磯貴子さん(45)は「普段なかなか行けない京都の食べ物を気軽に味わえてうれしい」と満足していた。(佐貫公哉)