大田市立小中学校の統合について、楫野弘和市長が7日の市議会一般質問で、10~20年先を見据え、小学校を現在の15校から「5、6校」、中学校を6校から「2、3校」に再編する考えを示した。今議会の会期中に複数の統合案を示し、2023年3月までに最終案をまとめる。
楫野市長は胡摩田弘孝議員の質問に対し、出生数が現在の年間170人程度で推移した場合、「中学校は2、3校が妥当で、小学校は地域性を考慮したとしても5、6校にならざるを得ない」と説明。「一定の児童生徒数の確保で、協力し合い、切磋琢磨(せっさたくま)しながら学ぶ環境を確保でき、教育の質向上につながると考える」とした。
児童数の急減や学校施設の老朽化、教員不足を踏まえ、...