シュガーナックルボクシングジム松江店(松江市西津田2丁目)の広沢倫明会長(44)が、アマチュア国内最高峰の「A級審判員」の資格を島根県関係者では初めて取得した。現在国内に75人しかいない狭き門だが「島根のボクシング界を少しでも盛り上げたい」との思いから一念発起。今後は全国大会でもジャッジができるようになる。

 安来市広瀬町出身の広沢さんは高校卒業後、マラソン選手として安川電機(福岡県)に6年間在籍したが、膝の故障のため同社を退社。五輪出場という夢を絶たれ、将来の見通しが立たない中、偶然目に入ったシュガーナックルボクシングジム米子店の門をたたき、ボクシングの世界へ足を踏み入れた。

 選手としては、...