松江地方気象台が桜の開花宣言を出したのは14日のこと。平年より17日、昨年より9日も早かった。松江城山でも開花したと聞いて行ってみた。既に数輪花をつけている木、つぼみが膨みかけた木、まだつぼみが小さく堅い木。いつもの年に比べてばらつきが大きいように感じた▼桜の花は「始まり」を思い起こさせる。小学校の入学式に母親と向かう道沿いに満開の桜があった。県外の大学に進学、松江を離れるときも桜が見送ってくれた。就職してからも、職場の春の歓迎会は花見を兼ねた宴会だった▼心浮き立つ春の陽気に誘われてお花見を、と思う。東京など1都3県の新型コロナウイルス緊急事態宣言もあす解除される。しかし国は感染予防として「歓送迎会や花見の宴などは避けて」(西村康稔経済再生担当相)と呼びかける▼一方、島根県の丸山達也知事は県民同士が飲食店を利用する場合、9人以下、90分以内でとして「歓送迎会をできるだけ実施してほしい」。松江市の松浦正敬市長も感染予防策に積極的に取り組む店舗の利用など、感染リスクを下げながら飲食を楽しむ5カ条をPRする▼松江城山は今週半ばに見頃を迎える。お城では昨年同様、ライトアップとぼんぼり設置程度になりそうだが、家族や親しい者同士、小人数で密を避けるなど、感染予防しながら花見を楽しみたい。ストレス発散し自己免疫力を高めることが大切だ。(富)